どうも、あきです。
将来を見据えた上で、消防士を辞めることを決め「一生消防士」という”常識のレール”から脱線した時、僕は仕事に対して完全に無気力になりました。
同じように『消防士を辞めたい』『転職したい』という気持ちが強ければ強い方ほど、今目の前にある仕事をこなすこと自体が辛く感じているのではないでしょうか。
- 仕事が時間の無駄としか思えない。
- 職場で同僚や上司と接するのが面倒に感じてしまう。
「次の仕事が見つかるまでは、消防士を続ける」という選択をする方が多く抱く悩みだと思います。
仕事を舐めてるわけでも、疎かにするつもりは一切ないけれど、モチベーションが一切上がらない。これがまた辛いんですよね。
そして、どう頑張ろうともモチベーションが上がらないものだから、集中力を欠き毎日ミスを繰り返す。こうなってくると、周囲に迷惑をかけるのでさくっと辞めるべきなのかと悩む時期でもあります。
この記事では、消防士の目の前の仕事に興味がなくなった時の僕なりの対処法についてを書いてみようと思います。
仕事を辞めたすぎて、やる気なくしました

消防のどこかピリついた雰囲気、笑うことさえ許されないような仕事環境がどうも苦手でした。
どこの消防にも一人は必ずいると思うんですが、話が盛り上がった場面で登場する「遊びにきてんじゃねんだぞ」って怒鳴るおっさん。
明るい職場づくり?上が変わんなきゃなんも変わりません。そうして古い風習がいつまで色濃く残る消防の世界。あ〜あ。
いくら働こうが頑張ろうが給料に反映されない公務員の働き方にも疑問を抱きます。「できない人・やらない人」が徳をする仕事のシステムっておかしくないっすか?
「だったら、俺も何もしたくな〜い。」ってなりませんかね普通。

とはいえ、「消防士を辞めて本当に生きていけるのか?」と不安に負け、ダラダラと勤務し続けていました。
30歳という節目を目の前に、何も変わらない現況に危機感を持ち、今後について考えました。「消防士は絶対に辞める」と決めつつも、何をやるかも何がしたいかも決まっておらず右も左もわからないそんな状態からのスタートでした。
とにかく行動するしかなくて手当たり次第”今”できることから始めました。その中でようやく自分の目指す生き方や働き方が見えた時、消防での仕事にやる気を出して取り組むことができなくなりました。
やる気を失った原因

自分のやりたいこと・やるべきことが明確になったことが、消防士としての仕事に対してやる気を失ったそもそもの原因です。
やりたいこと(目的)を見つけたことで、消防士として働いている時間さえもったいないと感じるようになりました。
消防士と働くことに心底嫌気がさし、消防士を辞めたいと考えた時点でやる気を失う人もいるはずです。
つまり、消防士を辞めると決心し、「一生消防士でいる必要がない」となった時にやる気はなくなります。
やる気を失った時の対処

ここでは、やる気を失ってからどう対処したのかについてお伝えしようと思います。
やる気を失ってしまったものは仕方がありません。どう足掻いても無理なものは無理なんですから。
やる気を失ってからは下記のことを意識して働くようにしていました。
- 割り切って働くことにした。
- 当たり前のことを当たり前にこなしておく。
以上の2つです。
それぞれ解説します。
1 割り切って働くことにした。
「転職までの繋ぎとして働く」
自分が希望する転職先に転職が決まるまでは、割り切って働くことにしました。
もし転職失敗しても、最悪消防士の給料で家族の生活を守ることができます。このように家族のために生活費を稼がなくていけない立場であれば、割り切って働いておくことも考慮すべきだと思います。
今僕が独身の身であれば、さくっと辞めちゃうと思いますが・・・。
消防が嫌だからといってすぐに退職してしまうよりも、消防士でいる現状を活かした方がうまくいくと考えました。
消防士の休みが多い点を転職・独立に活かす。確実に得ることができる時間を有効活用することにしました。
転職・独立する際、必要なスキルを身につける時間や転職活動の時間が必要になります。その時に消防士をやってた方が、自由が効くし、余裕を持ち計画を進められるんです。
時間的にも精神的にも余裕がないと正しい判断をすることは難しいし、切羽詰まった状況はいい結果はでないと思います。
次のことを想像してみてください。転職先も決まっていない状態で、消防を辞めると判断をしたけど・・・。現実は、家族に飯を食わせなくてはいけないのに転職がなかなか決まらない状況。最悪です。
何が最悪かって、生活に必要な額を稼ぐために、アルバイト掛け持ちして、昼夜と働き続けることになりそうだからです。
もしそうなったら、転職に必要なスキルを身につける時間は?そもそも転職活動の時間はどうしますか?
しっかり給料をもらい、確実にもらえる休みを有効活用することで、余裕が生まれます。そう考えると、消防士を繋ぎで使うと仮定してみると、もはや都合いいものに思えました。
だから、転職や独立を決めるまでは、消防士で割り切って働くことにしました。
2 当たり前のことを当たり前にこなしておく
当たり前のことを当たり前のようにこなしておけば、多くの場合誰にも文句は言われません。
個人的なことで、人に迷惑をかけるのも気がひけるので、最低限やれることやりましょう。
「やる気がでない」とか、完璧に個人的問題なわけで、周囲の方には一切関係ありませんよね。それで迷惑をかけたら情けないじゃないですか。
というわけで、やる気を失ってから数日後には「やるべきことはやる」と決めて日々働いていました。この時には、消防士を都合いいものとして捉えていた点も効果的だったんだと今では思います。
やはり、気の持ちようは大事ですね。
人に迷惑をかけないとか自分を見失わないっていうのは、どんな状況に置かれても当たり前な話です。それができないようなら、転職も独立もうまくいかないのかなと思います。
まとめ
ぼくは、消防士を辞めたすぎて、仕事に対するやる気を失いました。仕事に対するモチベーション0。辞めるものに対して、仕事といえど再度一生懸命になることができませんでした。
やる気を失ってしまったものは仕方がありません。やる気を出すためにどう足掻いても無理なものは無理でした。
今消防士を辞めようか悩んでいる方には、これから”消防士を辞める決心がついたとき””やりたいことを見つかったとき”などがきっかけで、突然やる気を失い仕事に対して無気力になるときがくるかもしれません。
そんなときは、無気力になってしまったものは仕方がないものと一度割り切って考え、自分自身にあった方法を模索し対処してみてください。